日本の行事食 GOURMAND WORLD COOKBOOK AWARDS BEST in the WORLD2018

日本の行事食

日本人は、節目節目に神様(自然)の御力を意識した理由のある食べ物を頂戴し、身近に咲いている花を飾ってエネルギーを頂いてきました。このような行事で頂く御食事は、すべて無病息災に繋がっているのです。便利になった現代ではありますが、日本の文化を楽しむことでより豊かで充実した人生へと導いてくれる伝統行事を踏襲していくことは大切だと思います。沙和花では、先人から伝えられてきた行事の意味と、その時に頂く御料理を沙和花流にアレンジをして、より簡単で美味しい「行事食」として提案いたします。

 

行事食で使用する道具

行事では格が存在します。天皇が国家安寧と五穀豊穣を祈願することで国家を統治してきた歴史がある御節句は格上。冬至などの二十四節気の行事や、季節の移り変わりの目安となる土用などの雑節は格下になります。「格」に相応しい食器を使用して楽しめると良いでしょう。

 

磁器  

原料はカリヨン(石)です。現代では「石の上なら神様の食べ物を載せても良い」とされ、白木の三宝の上に磁器を置いて調理した食物を奉納します。

 

漆器  

日本を代表する工芸品の一つで、耐久性や殺菌力があります。金蒔絵を施した華やかなものから普段使いのものまで色々とあります。洋菓子と合わせても面白いでしょう。

 

陶器  

原料は土です。土の上に神様の食べ物を置くのは良くないので、陶器は気軽な行事や日常などで使います。温かみのある器です。

 

「 日本の行事食」 グルマン世界料理本大賞2018おもてなし部門世界1位

撮影 深谷 亨 スタイリング 沙和花 AD・デザイン 久保多佳子(haruharu) 校閲 水沼 昌子 編集 haruharu

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「にっぽんの子ども食」 グルマン世界料理本大賞2020Design部門世界1位

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グルマン世界料理本大賞とは

エドゥアール・コアントロー氏により1995年に設立された賞。その年に世界各国で出版された優れた料理本、ワイン本に与えられ、「料理本のアカデミー賞」と呼ばれることも。最終選考会会場には例年200カ国を超える国々から参加者が集まり、料理や飲み物の試食や試飲、本のプレゼンテーションやサイン会など華やかな催しが多く行われます。著名人も多く来場するとのこと。賞の設立者はリキュール酒のコアントローで有名なコアントロ―家の出身。

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