Lesson theme Christmas Party

ヨーロッパではこの頃、電飾やツリー、アドヴェント(降待節)の飾りで溢れています。日本のイベント的な華やかさとは違い、本来の意味を受け止めて飾られていることを感じるものが多いです。キリスト教が深く浸透していて、神が宿る木とされるモミやヒバなどの常緑樹の飾りと、光と希望を象徴するキャンドルなどが飾られます。アドヴェントは1130日に最も近い日曜日からXmasイブまでの約4週間で、始まりから毎日曜日に1本ずつ火を灯し、キリストの降誕を祈り、神様をお迎えする行事です。日本では御正月にあたる行事ですね。この頃は忘年会やクリスマスパーティと銘打ち仲間や家族で集まる機会も多いです。簡単で美味しく楽しめるお料理と、Xmasらしいテーブルコーディネートを日本文化と融合させて提案させて頂きました。

 

 

優しい華やかなイメージで製作したプリザーブドアレンジもテーブルに飾りました。こちらは、レッスンで製作した作品です。

 

身近な食材の里芋を使ってスープにしました。簡単で柔らかい優しいお味のスープで身体を温めてほぐします。

 

前菜は2品。彩りに配慮したじゃが芋料理と、名残の菊を使ったお浸し。
食材はなるべく身近にあるもの、季節を感じさせてくれるものを使います。
「冬」と名前の付いた台湾の器に盛り付けて。

 

炭酸水に青柚子を浮かべて。

 

メイン料理、お魚をハーブと一緒にグリルします。パーティですので、素早く大量に簡単に調理できる方法で。

 

今回は、メイン料理の取り分けはホストが致しました。他はゲストも自由に取って頂く形です。ゲストもホストも気楽に楽しめるホームパーティのイメージです

 

子どもから老人まで食べられる豆がたっぷり入ったカレー。とても簡単で美味しく好評でした。
ルーから作るにもかかわらず時短料理で、スパイス効果で身体に血が巡り温まります。身体のこわばりが軽減されるカレーです。

 

厳しい寒さの中央ヨーロッパでは再生の象徴という意味のある林檎。Xmasですので、意味のある林檎をデザートにしました。簡単、温まるヘルシーなデザートで、スパイスやドライフルーツをたっぷりと加えてオーブンで焼きます。

 

ご近所で焙煎したてのコーヒー。香りでも癒されて。

 

今回は、地元であるノリタケ食器を多く使いました。季節感を表すには季節の色をよく見ていくと良いでしょう。北国から雪の知らせが届く頃に白や銀色を使うのも好きなコーディネートです。デザートで使用したカトラリーもノリタケのもので、柄の部分には光明皇后の冠の一部をモチーフにした装飾が施されています。日本がシルクロードの最終地であったことを彷彿とさせるものです。

食事を終えたら、歳時、テーブルコーディネート、お料理についてなど暮らしの楽しみ方を30分ほどお話しさせて頂いております。

 

沙和花で提案しているお料理やコーディネートは、季節により変化する身体を労わるものたちで
「少し頑張れば私にでも出 来そう」と喜んで頂いております。